韓国漫画名言・名セリフ
幼い頃には韓国の漫画をたくさん見ました。
今日は私の学生時代の一部に影響になった作品、『国立経済高校セシル高』で出たセリフの中で私が好きなものを紹介します。
『国立経済高校セシル高』
学園成長WebToonとして2010年から、2016年まで連載された作品です。
ストーリーはヤンへソク作家さん、作画は1部はタパリ作家さん、2部はイ・ヒョンジ作家さんが担当しました。
残念ながら、日本語には翻訳されていないようです。
あらすじ
青年失業問題が社会で喫緊の課題になり、大学進学だけを目標にする既存の教育が生存競争には役に立たないという指摘が力を得るようになります。
そのことから、ジョンアン市に自らの力で生き残ることができる若者を養成するための特殊目的高校、国立セシル自由経済高校が設立されます。
入学と同時に、全生徒に100万円の「入学金」が支給される破格的な条件。
しかし、残高が未達だったら退学?「生き残るため」の高校生の悪戦苦闘物語!
個人的にNEVERのWebToonで学園成長漫画TOP3に入る作品だと思います。
ストーリー、キャラクター、結末まで見事です。
セシル高校という社会の縮小版である自由市場経済の特殊な環境の中で高校生の主人公たちが経済活動しながら生き残る過程を淡々に描いています。
私は大きな疑問やシステムを背景に展開される作品が好きで、結末に到達する過程も良かったです。
約款は抜け目なく読むべきという教えをくれた作品で、人間関係、失敗と成長、そして変化に関するメッセージを投げている作品です。
セシル高名言・セリフ ①世界を進ませるのは非合理的選択
人間は利己的でなく、市場は完璧ではないです。
経済的では自分の物質的利益を極大化する選択を合理的選択と呼びます。
私はこの学校で非合理的選択をする学生を数えきれないほど見ました。
しかし、その愚かさで
世界は足踏みの代わりに前に進んでいくということもわかりました。
段々、社会は高度化して、理性的な社会に進んでいると思います。
理性的ということはいい部分もありますが、ある観点から見ると損をしない社会、もしくは利益を極大化する選択をする社会ということもできるんでしょうか。
そういう社会でまた構成される生活や人間関係には一見、合理的に見えますが、不合理的な部分もあると思います。
あまりそういう現実を直視し過ぎると社会は思った以上に暗鬱です。
昔は合理的に見える綺麗な道を一番完璧に歩むことが人生の王道と考えていましたが、今は必ずしもそうではありません。
非合理的に見える選択でも前に進むことができる人がすごいということを今ならわかる気がします。
愚かとは思いません。
周りに合理的な人がいることも大事ですが、時には非合理的な選択も一緒に悩んでくれる人が必要です。
合理的な友達に守られ、非合理的な選択もできる友達がいた時前に進むことができました。
ありがとう。
セシル高名言・名セリフ ②傷が癒える時間、成長する時間
おっしゃる通り、私たちは若いです。
だから傷の回復も早いです。
筋力は筋肉が破裂し癒える過程でできます。
怪我して破裂したまま終わらないように、傷が癒える時間、成長する時間をください。
年をとるたびに、〜らしくが一つずつ増えていきます。
高校生らしく、先輩らしく、大学生らしく、社会人らしく・・・など
もはや失敗から学べる時間が過ぎて、色々考慮すべきことも増えます。
もちろんいつまでもわがままではいられず、流れに沿って自分を備えることは重要だと思います。
流れに沿って、みんなで楽しく遊ぶときは遊んで、みんなで勉強するときは勉強して、その中から最善の結果もできたらベストですが、そうではなく、何かを犠牲にしてきたケースも多いのではないでしょうか。
その現実を直視して硬直されると、射気はあまりにも暗鬱で希望がありません。
大人になっても傷が癒える時間は必要で、成長する機会も必要で、失敗からただ学ぶことだけでもいいと私は思います。
しかし、タイミングを逃すほど、時間が遅くなるほど不利になるということはあるかと思います。
あまり遅れない線で、少しは爽やかに生きることも大切だと誰か教えてくれたら良かった。
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